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咲希の夏休み絵日記 番外編・明延鉱山

咲希の夏休み絵日記 番外編・明延鉱山


田舎での夏休み最終日前日 
オットォが「明延に行ってみたいんやけど・・」 

明延鉱山はかつては日本一の錫鉱山として栄えたそうやけど1987年に閉山したんやて 

去年、生野銀山を中心とした≪銀の馬車道・鉱石の道≫として≪日本遺産≫に認定されたんやけど 
それとは関係なしに、オットォは前から明延と中瀬鉱山に行ってみたかったそうやわ
 
咲希も一円で乗れる?

お天気はイマイチすっきりしいひんけどみんなでしゅっぱ~つ! 
咲希はいつも通り、ず~っと窓の景色を楽しんでる(^_^) 

山あいの道を抜けて明延へ 

「変わった形の街灯やねぇ」 
 「どれ?」 
変わった形・・蛍やった~!\(^o^)/≪鉱山の里≫の碑のぼりもはためいて

よう見たら蛍の形をしてるんや~!\(^o^)/ 

≪鉱山(やま)の里≫の碑の脇に≪一円電車≫ののぼりがはためいている 
建物の脇には≪一円電車≫の≪しろがね号≫が展示
  
≪しろがね号≫≪しろがね号≫電気機関車昭和17年製

左手の広場には復興された≪くろがね号≫が 
毎週日曜日に運行されてて、昔通りの≪一円≫で乗れるんやて(^o^)
  
≪くろがね号≫≪くろがね号≫広場の向こうにも!立山の砂防トロッコ・第2の人生がここで(^_^)

お盆休みとは言え観光客の姿も人影も無し 
ミュージアムもみんな閉まってる(^^;) 

トンネルを抜けるとまた道が一段と細くなって山あいに 
この先に探検坑道があるんやけど予約してないと入れないそう
 
明延トンネル こんな狭い地域で・・

マップを見て≪大仙粗砕場跡≫へ 

「この道、大丈夫? 行けるの・・・?」 
 「さぁ・・」 

両脇からの草木が覆いかぶさるような細い道・・ 
おまけに下は川・・(*_*) 

「ここをバックで引き返すのはカンニンしてほしいなぁ(^^;) 
  もうちょっと行って回れるとこがあったら引き返すわ」 

ちょっと先の道の脇が少~し広いような・・
「あそこでUターンしよう!」

そこから先は進入禁止 
ところが、川を挟んだ左手に途轍もない光景が!
 
ただただ圧倒・・ トロッコの軌条跡 トンネル跡が

「凄い・・・」 
オットォもオッカァも圧倒されてしばし茫然 

ガラで覆われた山の上に向かって、ほとんど垂直にトロッコの軌条跡 
その横手には建物が
ここが明延鉱山の中心地やったそう  
ここから神子畑の選鉱場まで一円電車(明神電車)が走ってたそうやわ

往時の姿往時の姿往時の姿往時の姿

塞いであるけどトンネルの跡が 
あら!こちら側にもトンネルが! 

踏切の警報器も立ってる! 
坑道から鉱石を積んだトロッコが行き来してたんやろなぁ

こちら側にもトンネル警報器も
 

車で回ったら5分ほどで一周できる狭い山あいの集落 
この中に、病院、スーパー、6つの共同浴場、社宅群に4つの独身寮 映画館に演芸場も!
フランク永井とか島倉千代子も公演に来てたそうやで(^_^)
 
ミュージアムに 独身寮跡 ≪銀の馬車道・鉱石の道≫

最盛期には4000人を超える人たちが働き、生きていた街・・ 

九州の筑豊や三池とはまた違う廃鉱の町だけど 
変わらないのはそこで生きぬいてきた人間のエネルギーなのかな 

今回はなんの予備知識も持たずに行ったオットォやけど 
次は中瀬鉱山~明延~神子畑~生野と続く≪鉱石の道≫を辿ってみたいんやて(^_^) 

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