ひと区切り
ひと区切り
「あれ? 咲希の声とちゃう?」
田舎から帰ってきたオットォたちは荷を解いてちょっと一休み
「もうちょっとしたら迎えに行こうか」
と、そこにまたワンちゃんの吠える声
「あれ? やっぱり咲希の声とちゃう?」
そやねン あれはいつも “ライト君” のオカーサンに
おやつを≪強要≫する時の声やねん(^^;)
オットォたちはオトーサンの葬儀で、月初から田舎に帰っててん
その間、咲希はノエルちゃんのオカーサンに預かってもうてたんやけど
外に出て向こうの路地をそ~っと覗いたら、やっぱりライト君の姿が(^^)
その傍でおねだりしてた咲希がチラっとこちらを
『ン?オッカァ・・? やっぱり帰ってきてた~!』(T_T)
帰ってきたときの車の音で首を傾げてたそうやわ
あとはいつものように大はしゃぎ(^^;)
けど、珍しく頭を撫でる手に噛みつくようなそぶりまで
初めての長~いお留守番
よ~っぽど我慢してたんやろねぇ(T_T)
葬儀のほうは・・
なんといっても享年99歳の大往生
喪主は頼りなかったけど無事に終了
さてさて、それなりに疲れたオットォといっぱい疲れた咲希
晩ご飯食べたら早々にお二階へ
思いを巡らせた十日あまりも一区切り
明日からはまた“日常”へ