言葉が無力の時間

『咲希、ちょっとお留守番しててな』　
オットォとオッカァは映画を観に朝からお出かけ　

会場の教育文化センターは京大病院の南側　
「この辺りも久しぶりやなぁ」オットォは感慨深げ　

≪荒野に希望の灯をともす≫
映画は2019年12月にアフガンで凶弾に倒れた中村哲医師のドキュメンタリー　

「・・・・　」　
オットォ、終わっても無言のまま(-_-)　

映画の終わったあと、其処此処から湧く拍手　

映画のあとに拍手なんて久しぶりの光景　

会場を出ると真っ青な空　
大文字もクッキリ　

映画の重みと青空の透明感がなぜか入り混じって　
でも、いやな感覚じゃない・・(^_^)　

「歩いて帰ろうか？」　

東大路を渡って春日北通りをそのまま東へブラブラと　

丸太町通りの北側やからほとんど通ることないし、ましてや歩くことなんて・・　
いつも丸太町通りから見る建物もこちら側から見るとまた新鮮(^_^)
　

突き当りは “くろ谷さん” (金戒光明寺)　

幕末には京都守護職・松平容保の本陣であり、新選組発祥の地　
ここから真如堂を抜けてお家に帰る予定　

山門を石段下から見上げて「やっぱりデカイわ」
　
　　　

お散歩の時は真如堂から“會津墓地”を抜けたりしての逆コースやから　
山門をくぐることはめったになかってん　

南門から下がって行ったら岡崎神社に行けるんやけど　
今年は卯年やからお正月は大混雑やったわ(^_^)　

車やと10分も掛からないけど、ポテポテ歩きで約一時間　

ピーンと張り詰めた空気と澄み渡る青い空　
なんとなく今日の一日みたい　

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